2009年05月19日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 米国のEDGARの後継システムであるIDEAを使ってみました

米国では、昨年末から、XBRLによる年次報告書、四半期報告書の提出が一部義務化されていて、すでにEDGARの後継システムであるIDEAで見ることが出来ます。(現在、EDGARからIDEAに移行中)

米国企業のうち、時価総額50億ドル超(約500社)は、すでに2008年12月15日から義務化されていて、50億ドル以下は2009年末までに義務化。外国企業は、2010年末までに義務化の予定とのこと。

でもって、そのIDEAで、XBRLで提出されたものがどんな感じか見てみると、これがなかなか凄くてびっくり。

例えば、最近提出された10-Qを見ると、

「Interactive Data」と書かれた青色ボタンを選択すると、ブラウザ上で、財務諸表の閲覧(勘定科目の定義も見れる)できて、EXCEL出力や印刷もOKです。

何よりも重要だと思うのは、Permalinkを貼ることが出来るところかなと…。

また、XBRL化の対象範囲が、財務諸表の注記にまで及んでいるところが、とてもありがたいです。利益調整の傾向とか注記まで見ないと分からないですし…。

「見えるXBRL」で使っているモジュールでも、米国(US-GAAP)のXBRLから財務諸表を問題なく出力できたので、時間を作れたら米国企業にも対応させようと思います。このまま行くと全世界の財務諸表を分析できそうな予感がしますね…。(・・;

2009年05月11日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 米国会計基準を採用している会社は財務諸表のXBRLを提出しない

先日、6502 東芝の財務諸表を確認しようとしたら、米国会計基準の会社は財務諸表のXBRLを提出しないことを思い出し、がっかり…。(-.-;

なお、決算短信サマリや予想修正はXBRLで提出されます。

東証 - 通期決算短信の作成等に係る留意事項について [PDF]

4. 米国会計基準を適用している場合のXBRLファイルについて

米国会計基準採用会社については、サマリー情報のXBRLファイル作成時のタクソノミ画面にて勘定科目を選択する際には、日本基準の勘定科目を選択するのではなく、米国会計基準の勘定科目を選択するようご留意ください。

なお、米国会計基準に基づく連結財務諸表については、EDINETにおけるシステム対応が行われていないため、TDnetにおいても、通期決算短信、四半期決算短信ともにXBRLファイルを提出していただく必要はありません。

2009年05月07日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 財務諸表XBRLの一括HTML/EXCEL出力に対応

今までの「見えるXBRL」では、財務諸表のXBRLを、報告書毎にしか出力出来なかったので、1つずつダウンロードして、自分で結合する必要がありました。

今回、各銘柄の財務諸表XBRLを、HTMLとEXCELの両方の形式で、一括出力できるようになりました。よろしければご活用下さい。

こちらはサンプル:

出力に際しては、表示漏れを防ぐことを最優先して変換しています。

分析していて気づくのが、同じ勘定科目でも、報告書によって異なる要素IDを設定されている場合が多々あるということです。そのような場合は、下手に集約せずに両者とも表示するようにしています。

2009年05月04日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 通期決算短信の財務諸表のXBRL提出は見送られる模様

3月期決算企業の通期決算発表がGW明けに本格化しますが、どうもXBRLで提出されるのはサマリ情報だけで、財務諸表は対象外となっているようです。

東証 - 通期決算短信の作成等に係る留意事項について [PDF]

3. 財務諸表のXBRL形式による提出開始の時期について

通期決算短信の財務諸表におけるXBRL提出機能については、上場会社の決算発表作業の効率化のため、EDINETに提出する有価証券報告書の財務諸表のXBRLファイルを決算短信の財務諸表として提出できる仕組みになっています。

しかしながら、平成21年1月に金融庁より同XBRLファイルのタクソノミ(更新版)が公表されたことに伴い、TDnetにおいてシステム対応が必要となったことから、同機能の利用開始時期を、これまで予定していた平成21年春から延期します。

このため、それまでの間、通期決算短信の財務諸表については、これまでどおりPDFファイルのみをご提出いただきますようお願いします(サマリー情報については、XBRLファイルの提出が別途必要です。)。

なお、四半期決算短信については、平成21年1月13日より財務諸表のXBRL提出機能の提供を開始していますので、引き続き財務諸表のXBRLファイルでの提出にご協力いただきますようお願いします。

現在、第1〜第3四半期のデータはあれど、通期の財務諸表が無い状況だったので、TDnetでタイムリー(〜30日)に入手できることを期待してましたが、EDINETに提出される(〜45日@1〜3Q〜90日@4Q)のを待ちたいと思います。

2009年04月22日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 新しい「見えるXBRL」を仮公開しました

先月に宣言していた「見えるXBRL」への機能追加ですが、1ヶ月近い期間を使ってようやく落ち着いて来ましたので、仮公開したいと思います。

主な新しい機能は以下の通りです。

  • TDnet決算短信の財務諸表EXCELダウンロード
  • EDINET有価証券報告書の財務諸表EXCELダウンロード
  • EDINET有価証券報告書の全内容一括HTML出力

見てくれはあまり変わらないのですが、データベース設計などを一から作り直して、今後のメンテナンスや機能追加がしやすい設計に変更したりしてます。

引き続き、改良して行く予定なので、ご意見・ご感想などもしございましたらお知らせください。

2009年03月27日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 「見えるXBRL」に機能を追加する準備をしています

昨年のお盆休みに集中的に作業して作った「見えるXBRL」ですが、それ以降、なかなか大規模に手をつけられずにいました。

その間、XBRLデータはどんどん増えて、TDnetとEDINETで開示されたものを合わせて25,000件を超えるまでになり、最適化するのに良い時期になってきました。

そのような状況もあって、研究意欲にまた火がつきまして、ここ数日、少し気合を入れて(主にEDINET対応の)機能追加の準備をしています。

兎にも角にも動くものをということで、ローカル環境での機能検証が終わり次第、公開の上、ブログにてアナウンスできればと思っています。

例えば、EDINETで公開されたXBRLを、下のようなEXCELファイルにWeb上でリアルタイムに変換できるようになりましたが、その先を研究中です。

ブログに、「XBRL」カテゴリを新設しました。

2008年11月04日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 「見えるXBRL」に銘柄別表示機能を追加しました

見えるXBRLに銘柄別表示機能を追加しました。

四半期毎の業績予想の推移と実績を一覧できます。

まだまだ四半期報告2回分程度の情報量ですが、
データが蓄積されればされる程便利になると期待しています。

見せ方は引き続き試行錯誤していく予定ですので、
もしご要望などがございましたらお気軽にご連絡下さい。:-)

2008年08月17日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 「見えるXBRL」に決算発表データを追加してみました

見えるXBRLに決算発表データを追加してみました。

四半期決算の進捗率をセクター別に概観したり、
来期予想の増減率のランキングを確認したりできますが、
同じ会社のデータが蓄積し始めないと、もっと良い切り口が出てこない気がします。

そのため、次はEDINETの四半期報告書のXBRLデータに着手予定です。
瞬時値ベースのファンダ分析が結構出来るんじゃないかと期待してます。:-)

しかし、データ用意する会社の中の人は相当大変なんじゃないかと…。

たまに、XBRLデータの入力ミスを発見するのですが、
これは仕方が無いのかもしれませんね。
(私が遭遇したケースでは、PDFの方の値は正しかったです)

あと、予想修正理由と同様に、決算短信とかでも、
来期予想の理由や、今期実績の背景のサマリもXBRLに
含められるとすごく良いかも知れませんね。

2008年08月13日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry 実験サイト「見えるXBRL」を作ってみました

ネーミングセンスはさておき、XBRLデータを見える化するための
実験サイトを作ってみました。

見えるXBRL」です。

今日のアパマンなど、まだ全ての決算短信や業績予想修正がXBRL経由で
開示されている訳ではないので、その辺りはご注意下さいませ。

いじっていて「XBRL良いな」と思ったのは、予想の修正理由などの
多少詳細な情報も簡単に抽出できるところでしょうか。

決算短信サマリやEDINETの四半期報告(いつから?)データも取り込んで
企業価値評価を簡単にWeb上で出来るようにしようと考え中です。

2008年08月03日

この記事をクリップ! b.hatena.ne.jp/entry XBRLデータの活用方法の検討状況

EDINET、TDnetともにXBRLによる開示が始まってますが、
みんな活用されているのでしょうか…。

ここ最近、TDnetで決算サマリと業績/配当予想の修正のXBRLを
よく目にするようになって来たので、入手可能なデータや構造を
把握するために、XBRLで開示された業績修正データ処理してみました。

業績予想修正情報(2008/07/07以降分)

ヘッダーをクリックすれば、その項目毎にソート出来るので、
ここ1ヶ月の動向を掴みやすいかもしれません。

XBRL自体は、基本は、各項目(売上とか)ごとに、特定の時点/期間の
データが格納されていて、+αで順番や階層などの構造化/可視化情報が
あるイメージですね。

確かに、一度手順を確立してしまえば、データの分析が
非常に楽になると感じましたが、これで分析が完結するわけでも無く…。

BS/PL/CFの詳細データも早くXBRLで開示されるようになれば
一気に用途が広がると思うのですが、用意する方は大変ですよね…。

EDINETコード検索とかと連携させる前に、
もうちょっと使い方をじっくり考えたいと思います。
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